藤子・F・不二雄SF短編集
図書館に行って、本と一緒に漫画も借りてきた。藤子・F・不二雄のSF短編集。藤子さんの作品はやっぱり良い。全部、楽しい、面白い。
あとがきには娘さんが書いていた。短いけど良いあとがきだった。それによると藤子先生の持論は
「僕の漫画は風俗だ。高級な顔をするものではないし、楽しんだら読み捨てられていい」
らしい。さっぱりしてる。でも、その謙虚な姿勢で、魅力的な作品を描いてきた藤子さんは、本当にかっこいいです。確かに余計な飾りなんて、作品を重くするだけかもしれない。夢を与える名作とか、環境破壊に警鐘を与える問題作だとか、自分で感じるのは良いけど、他人から押し付けられるものじゃないし、そんなのを気にしたら楽しくない。
あと
「大人になった時、あんな漫画を読んだと思い出してくれればいいんだ」
とも言っておられたよう。はい。先生の漫画は、僕の心の本棚に大切にしまってありますです。